長い歴史の中で確立されてきた伝統様式には、普遍的な美しさと風格があって多くの人の感性に共鳴する。三井ホームは、1980年代(昭和55年~平成元年)に発売して以来、根強い人気がある邸宅シリーズのうちから3つの外観デザインを復刻し、注文住宅フリー設計の新商品「エクスクルーシブ」として22日(平成23年1月)、発売した。もちろん、外観は「伝統的」でも、“中身”は最新の住宅テクノロジーをとり入れて「進化」しており、最新の創エネ・省エネ機器類の搭載も可能になっている。

新商品は、「エクスクルーシブ チューダーヒルズ」「エクスクルーシブ コロニアル’80」「エクスクルーシブ ハートレー」の3つで、その外観デザインはいずれも“古き良き時代のアメリカ”を想起させる。北米生まれのツーバイフォー工法の住宅メーカーである同社は、1980年代に日本の住宅に欧米様式のデザインをとり入れた「エクスクルーシブ(EXCLUSIVE)シリーズ」を発売。そのデザインは、欧州の伝統様式を踏まえながら北米でアレンジされたアメリカの木造住宅に範を取った。同社のイメージを形づくってきたというデザインの中から“厳選”した3つの外観デザインの特長をあげると次のようになる(デザイン図参照)。
まず「チューダーヒルズ」。16世紀のイギリス王朝時代の建築の流れを汲む様式で、19世紀になってアメリカで流行した。急勾配のシャープな切り妻屋根と優雅な窓の形状、重厚なタイル張りのアーチを持つ玄関ポーチが印象的で、豊かなエントランスと多目的に使えるホールが個性を演出する。次に「コロニアル’80」は18世紀の植民地時代のアメリカで流行し、その後、ジョージアンやフェデラルといった様式に分化して長く親しまれてきたスタイル。シンプルな切り妻屋根から突き出てシンボリックに配されたドーマー(屋根窓)、優雅な柱のある玄関ポーチと曲線の美しい出窓がアクセントになっている。そして「ハートレー」は、20世紀初頭にアメリカで生まれたプレーリー(草原)と呼ばれる様式を踏襲し、シカゴ郊外や中西部の都市を中心に普及した。おおらかな緩い勾配の寄せ棟屋根や水平ラインを強調したシルエット、陰影を生み出す深い軒とタイル張りの美しい外壁が重厚感を醸し出し、カーポートや近所との交流の場となるアーケード風のガレリアが瀟洒(しょうしゃ)な邸宅をイメージさせる。
これらの伝統デザインに住宅性能をアップする現在のテクノロジーを融合しており、例えば断熱性能では、同社独自の高性能屋根断熱パネル「ダブルシールドパネル」の採用によって室内に熱がこもらないから小屋裏をロフトや収納として使えるなどである。オプションで、トータル空調システム「ウェルブリーズ」と太陽光発電システムを組み合わせた「ウェルハーモニー」の搭載も可能。冷暖房、除湿、加湿、換気、空気清浄など多機能な空調システムと太陽光発電システムによって快適なエコ生活が実現できる。ただ、太陽光発電システムは急勾配など屋根形状によっては設置できないケースもある。
参考本体価格は、「チューダーヒルズ」が施工床面積77.18坪(約254.7m2)で5770万1700円、坪(3.3m2)単価74万8000円、「コロニアル’80」が同78.34坪(約258.5m2)で5549万1450円、坪単価70万8000円、「ハートレー」が同80.40坪 (265.3m2)で6152万2650円、坪単価76万5000円。施工床面積にはポーチ、小屋裏収納などが含まれる。問い合わせはフリーダイヤル0120-81-2431へ。
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