自動車を駐車し、整備をするところです。バイクや自転車を駐輪したり、庭道具を収納したり、日曜大工を行ったりと、土足で使える室内空間として多目的に使われることも多い部屋です。ここではインテリアということで屋内駐車場について説明します。
使いやすいガレージをつくるポイントを見てみましょう。
通常のガレージであれば、仕上げや断熱、設備があまりいらないため、かなり安くつくところです。
広い屋内駐車場のある家は、全体工事費の坪単価が安くなりがちです。

道路に出やすい場所であると同時に、ガレージから外に出ずに玄関や勝手口に直接アクセスできると便利です。
歩道や車道からは少し引きがとれると安全ですが、引きや見通しが確保できない場合は、ミラーの設置も検討しましょう。
車の大きさや台数によりますが、できれば一台につき幅2.5m(一台のみの場合は3m)、長さ5m以上、車いす利用の場合は幅を3.5m以上確保しておきたいところです。高さは、背の高い車だと2m位あるので、梁やシャッター、照明などに車が当たらないよう注意しましょう。
二台以上並列して駐車する場合は、柱の間隔がかなり開くので、梁を補強したり、車の間に柱を入れたりするなどの構造的な検討が必要です。
なお、各階の床面積の合計から1/5以内の駐車場面積は、容積率算定の面積からは除外されます。
水や油、摩擦に強いものが好ましく、滑りやすいものは避けた方がいいでしょう。
一般的にはコンクリートコテ押さえや、セメント系の硬質仕上げ材、骨材の入ったエポキシ樹脂系などの塗料を用いることが多くあります。床面に水が溜ると汚くなり、建物にとっても良くないので、1/50程度を目安に、屋外や排水口に向けて水勾配を取るようにしましょう。
また、かなり重量のある自動車が載るので、床の強度は十分に確保しなければなりません。
柱や壁のコーナー、車のドアを開閉する壁付近に車をぶつけることもあるので、あらかじめガードしておくことも検討しましょう。
工具やオイル類、洗車道具や庭仕事の道具などを置く、水や油に強い棚があると便利です。
洗車用の水栓や照明器具の他に、シャッターを設ける場合もあります。
電動シャッター用の電源、電動工具の使用、将来的には電気自動車の充電にも対応できるようにコンセントがあるといいでしょう。
シャッターを設ける際は、取付け下地の補強や格納スペースの確保、音や振動にも注意が必要です。
また、排気ガスが室内に回り込まないよう室内側の壁や出入り口の気密性を高くし、換気が十分にできるようにしておくことが重要です。駐車場まわりの照明は、防犯のために人感センサー付きのものを検討するとよいでしょう。
車をより生活の一部に取り入れたい場合は、リビングとガレージの間仕切壁をガラスにしたり、駐車場をリビングスペースにしたりする場合もあります。
また、通行人に対してショールームのようにすることもあります。ガレージを居室と同一空間とする場合は、マフラーに直接つなぐ排気ダクトも検討しましょう。