料理をし、食品や食器を保管する部屋。ゴミが沢山でやすい場所でもあります。システムキッチンを入れることが多いですが、造作家具として製作すると、他の家具などと面材やデザインを統一しやすく、より使いやすいキッチンを作ることが可能です。
機能的なキッチンをつくるポイントをみてみましょう。
収納家具や設備機器が多いので、かなり高価になるエリアです。

冷蔵庫の出現で、明るく家族の集う場所に面して設けることが多くなりました。ただ、西側はキッチンが暑くなるので避けたほうが無難です。
リビングやダイニングのつながりと共に、食品などの搬入経路を考慮することも大切で、駐車場や玄関・勝手口から食品庫を通じても入れると便利です。眺望や陽当たりのよい2階にダイニングを持ってくることも多く、その場合はキッチンも2階になります。
買った食品を持って階段を昇り、ゴミを持って降りることになるので、昇降のしやすい階段とセットに考えましょう。
レイアウトは、I型・二列型・L型・U型・アイランド型・ペニンシュラ型など。一体感や広がりを得られるアイランド型が増えてきましたが、作業の手元を隠したいという人も多いので、どの程度ダイニングに対して開くかを考慮しながら計画しましょう。
1畳ほどのミニキッチンもありますが、一般的には3〜6畳程度。通常、カウンターの奥行は60cm以上、通路の幅はキッチンに立つ人数によりますが75〜100cm程度が目安となります。
カウンターの高さは85cmが基本ですが、身長だけでなく料理のスタイル(よく使う鍋など)によっても使いやすい高さが異なるので、身長が低いから低いカウンターがいいとも限りません。十分に検討して高さを決めましょう。天井面には他室との境に垂れ壁があると、臭いや煙が拡散するのを防げて有効です。

耐水性、防火性、耐汚性、清掃性などを十分に考慮する必要があります。特にカウンターやコンロまわりの壁は汚れやすいので、洗剤などで拭けるものが望まれます。
材質は既成のキッチンパネル、ステンレス、タイル、石、人造大理石などが用いられますが、タイルの場合は目地があることを忘れずに。
なお、火を使用する場所なので、万が一の火事に備えて、下地から燃えにくいもので検討する必要があります。
食品や食器、調味料、調理器具などの収納の他、電子レンジ置場や分別ゴミ置場も確保し、なるべく物が表に出ないようにしましょう。引出しはコストがかかりますが、細かい物やお皿などを収納するのに便利です。
なお、キッチンを構成するパーツは、主に幅15cm単位を基準に作られているので、15cmの倍数でレイアウトしていくとよいでしょう。
コンロはガスか電気(IH)か、魚焼き器やオーブン・食洗機は必要か、浄水器はいるか、シンクの大きさや形状、炊飯器・トースター・電子レンジなどの置き場所、冷蔵庫の大きさ、レンジフードの形状などを検討します。食洗機は、大は小を兼ねるといわれ、容量が大きい方が鍋や換気扇のフィルターなど様々なものも洗えて便利です。