住宅webサイト「住まいの相談室」開設の記念イベント「今年こそ夢をかなえる家づくりフォーラム」(サンケイリビング新聞社、住まいの相談室主催、産経新聞社後援、住宅金融支援機構、りそな銀行、(社)インテリア産業協会、工学院大学、東京FPコンサルティング(株)協力)が25日、東京・副都心の工学院大学新宿キャンパスで催された。住まいを求める人たちに建築士など17人のプロ集団がアドバイスする個別相談会と著名専門家2人による講演会が行われ、子供連れの若い夫婦なども混じって大勢が参加した。
講演は午後1時過ぎから約2時間、アーバンテックホールで行われた。
まず、工学院大学建築学科教授の藤森照信さんが『家をつくることは快楽である』と題して、「3万円の洋服を買うのに1週間ぐらいは考えるのだから、3000万円の家ならそれにふさわしい時間をかけるべきだ」とフォーラムに沿った話をマクラに、日本伝統の技術を活かした建物や伝統を破った?アルミの壁の茶室など、自らの作品をスライドで次々と紹介。なかでもユニークなものが故郷の裏山に建てた「基地」。自然木の柱2本の上に作った高さ10m の小屋で、人が上がるとゆらりと傾くなどとユーモアを交えて会場の笑いを誘い、最後に「家は安易につくらず、建てるときは積極的に楽しんでほしい」と締めくくった。
ファイナンシャルプランナーの紀平正幸さんは『住宅減税って何? 今年からこそ住宅購入のチャンス!』と"実践的な"タイトルで、「家にかかる税金は6~7つもあるから、減税措置を活かそう」と前置きして解説を進めた。最大で600万円も控除される「住宅ローン減税」の延長と拡充、住宅取得のため親などからもらった資金は贈与税の非課税枠が拡大されたこと、耐震やバリアフリーなどリフォームに関する減税制度、住宅エコポイント制度、太陽光発電の新しい買い取り制度、「フラット35S」の金利優遇措置など資金面でのさまざまな"得する"情報を、図や表などを使ってわかりやすく説明。「資金計画をしっかり立て、老後も考えた生涯設計を」と結んだ。
建築士やインテリアコーディネーター、ファイナンシャルプランナーによる個別相談会は、2つの講演を挟んで午前11時からと午後の2回に分けて行われた。ホールの隣に設けられた7つの相談ブースはほぼ満杯状態が続き、午後の部は予定時間を40分ほど繰り上げて再開。講演を終えた紀平さんも応援に加わって相談を受けたが、1組30分の時間制限を大幅に超過する相談者が相次ぎ、なかには建築士に相談後、さらにファイナンシャルプランナーのブースに回ってアドバイスを求める熱心な人もいるなど終了定刻の午後5時30分までひっきりなしの相談が続いた。
高齢の両親のために実家を建て替え、将来は自分たちも住みたいと1時間ほど相談した40代の男性は「大変参考になった」とほっとしたようすだった。また、手持ち資産の活用と運用で新築を考えているという40代の男性は夫婦で相談後、「あとで内容を正確に整理し、調べてから後日返事するといわれた。その場で、あいまいな回答をされるより信頼できる」と感想を話していた。
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